「有元利夫展 天空の音楽」

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有元利夫展 天空の音楽」へまいりました。
20日まで夜間開館中とのことで、暑さがしずまる時間を待って東京都庭園美術館へ。
夕闇せまる館はいつもと違って幻想的ですらありました。

有元さんの作品は本の表紙やCDジャケットでいくつも目にしていましたが、実物を拝見するのは初めてでした。
バロック音楽、とくにヴィバルディを愛したというその人の描く絵の静謐さ。
大きな絵を前にして画中の人と会話する。
おもに一人の人しか描かなかったのは見る人と見られる人、その対峙だけで充分という有元さんの哲学によるものだそうです。
花や球体が浮遊する空間。
それは歓びの空間。
描かれた雲に手が届きそうな錯覚。
私たちが見ているもの、それ自体の存在すら幻に思われる一瞬。
遠くに響く雷の音を聴きながら鑑賞し、たくさんの旋律を懐に抱きつつ玄関をでましたら、見上げる空に美しい月が出ていました。

「有元利夫展 天空の音楽」は9月5日まで。
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by chatnoirN | 2010-08-19 10:09 | 絵画