「忘れえぬ女」  国立トレチャコフ美術館展 

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Bunkamuraミュージアムヘ「 国立トレチャコフ美術館展 」を観にまいりました。
ニコライ・クラムスコイの「忘れえぬ女」に逢いに。

この絵を初めて観たのは1976年日本橋三越の展覧会でのことでした。
あまりの人出に、絵の前に架け橋のようなものが造られて急ぐ人はその上を通って鑑賞するようになっていたと記憶しています。

33年の時を経ても変わらぬままに高貴な香りをまとって、その人はうっすらと涙をたたえた瞳でこちらを見ていました。
描かれた人と自分との間の「時間の質」の差。
それが絵画との再会の醍醐味かもしれませんね。
7回目の来日とのこと。
よほど日本人が愛する何かを秘めた絵なのでしょう。

雨の日だったせいか、さほど混み合っておらず、ベンチに座って長い間その美しい瞳を眺めることができました。
不思議なことにどの角度から観ても視線は常にこちらに。
ミステリアスな「忘れえぬ女」。
展覧会は6月7日まで、是非お出かけくださいませ。
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by chatnoirN | 2009-05-29 07:57 | 絵画