「とりあえず」から「どうしても」へ
転居準備の最中に読み始めた本はまさしく生活のバイブルでした。
柏木博さんの『玩物草子』。
表紙の写真にひかれて買ったこの本には今回の転居で身にしみたことへの提言がずばり書かれていました。
以下引用です。
…
「とりあえずのもの」を購入して身の回りに置くことは、ものがあふれかえるばかりではありません。「とりあえず」ものを買うことは、「とりあえず」の生活をすることであり、また「とりあえず」の存在であることを受け入れることにほかなりません。(P.8)
…
胸が痛みました。
そこで「どうしても」のものたちを籠に入れてスタッキング。
とにかく存在が目に見える状態にしました。
さらに無印良品の密閉収納容器の大きなサイズ(51×37×32.5cm)を購入。
これに段ボール箱から「どうしても」のものを移し替えて整理してみようと思いました。
人生をどう生きるか、それは道具とどうつきあうかということなのですね。
これからお正月にかけて、暮らしをみつめる時間が続きそうです。
by chatnoirN
| 2008-12-28 21:43
| 道具